第五弾は誰がメインなのか?と思っていたら・・・1・2作目で長男・国貴、次男和貴編の時に心の内を読ませない憲兵で、清澗寺兄弟に絡んできてた浅野中尉だった。。意外だ。。。
舞台は日本から上海に移り、身分を隠して抗日運動の地下組織を探る浅野中尉と妓館・紅閨楼を所有する天佑の、ハードな内容のお話でした。
上海といえば、家と家族を捨てて日本を離れた長男の国貴が遼一郎と一緒に住んでる所。国貴と浅野因縁の二人の邂逅は緊張感を含んでいて。
今作品は全体的に緊張感が絶えずあるような気がしました。
お互いの命はお互いのもので、他の何者にも奪わせないという。お互いの命を尽きさせるのは自分だけ。なんかすごくハードな絆。こういう話も面白いな。って思ったけどね
この先の二人の関係がどうなるのか。甘いものに変わるのか。ますますハードなものになるのか。なんか前者のような気がはげしくするけど、甘い二人の関係も読んでみたいな。無理そう・・・
ちょっとホッとできた場面は、物語の中で待ち合わせをしてる天佑が見かけたという日本人青年と外国人。外国人の名前はクラウディオ。だったら相手は道貴でしょ
この二人が出てきた場面だけがほのぼのな雰囲気が唯一出てたところ、かな。
このシリーズの第三弾のドラマCDが発売決定みたいです。
今作でちょっとだけ出てきた道貴&クラウディオのお話で、またもや2枚組みらしいし。
キャストは道貴は1作目から変わらず福山潤くんで、クラウディオは諏訪部順一さん。
諏訪部さんまた外国人だ。って思ったのは、わたしだけじゃないと思う・・・うん。
次回作もCDも両方とも楽しみ
紅楼の夜に罪を咬む 清澗寺家シリーズ第五弾